日々のあたため直しや解凍だけでなく、オーブン・グリル調理までこなせるオーブンレンジ。パナソニック、シャープ、東芝など各メーカーから多様なモデルが発売されており、容量や庫内形状、センサーの種類などで使い勝手が大きく異なります。「あたためムラが少ないのはどれ?」「パンや菓子作りも楽しみたい」と悩んでしまいがちですが、自分の使い方や設置スペースに合わせて選ぶことが大切です。今回は数あるオーブンレンジの中から、自分にとってのベストな一台を考えてみます。
結論
数あるオーブンレンジを比較した結果、パンや菓子作りなど幅広い調理を楽しみたいならパナソニック Bistro NE-FS3D-W、コンパクトでもあたため・解凍ムラの少なさを重視するならシャープ オーブンレンジ RE-SD18C-B、とにかくコストを押さえたいなら山善 オーブンレンジ YRP-F181TVがおすすめです。
パナソニック Bistro NE-FS3D-W
価格は2万7,570円前後(楽天市場)。ホワイト基調のシンプルなフルドアデザインが魅力の23Lフラットタイプのオーブンレンジで、マイベストの検証では自動あたため性能・焼きムラの少なさ・扱いやすさ・レシピの豊富さの4項目で高いスコアを獲得しました。ごはんや唐揚げなど食品全体が均一に高温加熱され、焼き色もムラなく仕上がるため、パンや菓子作りなど幅広い調理を楽しみたい人におすすめです。
シャープ オーブンレンジ RE-SD18C-B
価格は3万3,870円前後(楽天市場)。広さの限られたキッチンにも設置しやすい、フラットタイプ庫内の18Lコンパクトモデルです。マイベストの検証では解凍ムラの少なさで1位を獲得、自動あたため性能も高いスコアでした。ごはんやおかずは全体が均一に加熱され、一度の操作で十分にあたたまるため再加熱の手間はほとんどかかりません。解凍時も食材全体の状態が整いやすく、一人暮らしや少人数世帯でコンパクトな一台を探している人におすすめです。
山善 オーブンレンジ YRP-F181TV
価格は1万6,645円前後(ヤフー)。電子レンジ・オーブン・グリルの3機能と18種類のオートメニューを搭載した18Lのフラットタイプで、一人暮らしや少人数世帯の日常使いに適しています。解凍ムラが非常に少なく、検証では解凍後の温度差が約11℃、最高温度も約12℃に押さえられました。操作が直感的で、扉を開けた内部にオートメニューの内容が記載されているので、家電の操作に不慣れな人でも使いやすく、とにかくコストを押さえたい人におすすめです。
選び方のポイント
家族の人数に合わせて容量と庫内形状を選ぶ
庫内容量は使う人数に合わせて選ぶ必要があります。一人暮らしなら20L以下、二人暮らしなら20~25L程度のコンパクトなモデルがぴったり。3人以上の家族なら25L以上あると、あたためや調理が一度にできて効率的です。庫内形状は、凹凸が少なく拭くだけで汚れが取れるフラットタイプが主流ですが、価格を押さえたいなら回転皿式のターンテーブルタイプも選択肢になります。
あたため性能の高さで選ぶ
お弁当や惣菜をあたためる際、一度の加熱ではあたたまりきらず何度もあたため直すことがあります。そうした手間を減らすためにも、あたため性能が高いモデルを選ぶことが大切です。一般的にはセンサーの種類や庫内形状があたため性能の高さに影響するといわれていますが、実際には自動モードのほうが手動よりもムラなく高温にあたためられることが多いため、自動あたため機能の検証スコアも確認しておくと安心です。
パンや菓子作りもするなら最高温度とオートメニュー数をチェック
グラタンや焼き菓子などをしっかり焼き上げたいなら、最高温度が250℃以上のモデルがおすすめです。高温設定ができる機種なら表面にしっかり焼き色がつき、きれいな仕上がりになりやすいでしょう。また、食材を入れてボタンを押すだけで煮物や炒め物などを手軽に作れるオートメニューが豊富なほど、レシピを考えずに調理の幅を広げられます。
おすすめのオーブンレンジ
- パナソニック Bistro NE-FS3D-W
- シャープ オーブンレンジ RE-SD18C-B
- 山善 オーブンレンジ YRP-F181TV
- 東芝ライフスタイル 石窯ドーム オーブンレンジ ER-D3000B

使う上での留意点
庫内の食べかすはこまめに拭き、発火を防ぐ
NITE(製品評価技術基盤機構)の調査では、庫内に残った食品かすが炭化・スパークして発火した事故が報告されています。食品かすが回転皿や庫内に残ったまま使い続けると、加熱中に燃え上がる危険があるため、使用後は回転皿や庫内の汚れをこまめに拭き取る習慣をつけましょう。特に油を使う調理後は汚れが飛び散りやすいので充分に注意してください。
金属製の容器やアルミホイルは電子レンジモードで使わない
金属製の容器やアルミホイルは電子レンジのマイクロ波を反射し、火花が散ったり故障の原因になったりするため、電子レンジ機能では使用しないようにしましょう。一方でオーブン・グリル機能では耐熱性のある金属製の角皿や焼網を使うのが一般的です。付属品以外の容器を使う際は、取説書で電子レンジ対応かどうかを必ず確認してください。
本体の側面・背面・上部には放熱スペースを確保する
オーブンレンジは加熱時に本体が高温になるため、基本的には本体の側面・背面・上方に10~15cm程度の余裕が必要です。放熱スペースがないと加熱時の過熱による故障や火災の原因になるため、設置前に必ず取説書で必要なスペースを確認しましょう。スペースに限りがある場合は、壁にぴったり設置できる「ぴったり設置」対応モデルを選ぶのも一つの手です。
併用したいアイテム
角皿や庫内を保護する耐熱クッキングシート
オーブン調理では油や調味料が角皿に飛び散り、こびりつくと落としにくいことがあります。耐熱温度の高いクッキングシートを角皿に敷いておけば、汚れがついてもシートごと交換するだけで済み、角皿や庫内を直接洗う手間を大幅に減らせます。オーブン調理を頻繁にする人は、ひとつ持っておくと便利です。
オーブン調理の仕上がりを左右する調理温度計
オーブンレンジの表示温度と庫内の実際の温度には差がある場合があり、特にパンや菓子作りでは数℃の誤差が仕上がりを大きく左右することがあります。庫内用の調理温度計を併用すれば、実際の焼成を把握してレシピ通りの仕上がりに近づけやすくなり、本格的な菓子作りやパン作りを楽しむ人には必須のアイテムです。


コメント